4. 怪我をした場合の対応

スノーボード/スノボに限らず、どんなスポーツでも怪我は付き物です。 どんなに注意していても、怪我をすることはあります。
怪我をしてしまった場合の対処方法も覚えておきましょう。

怪我をしやすい状況
スノーボード/スノボを覚えたての頃は、スピードも出ていないので、 よほどおかしな転び方をするか、人や障害物に激突しなければ、怪我をすることは少ないと思います。 一番怪我をしやすいのは、多少滑れるようになったときです。 新しい技に挑戦するためにちょっと無理をしたり、 滑り慣れている場所で気を抜いて滑っていたりすると怪我をします。

怪我
スノーボード/スノボで一番多い怪我は骨折でしょう。 アイスバーンでコケたり、キッカーで着地に失敗したりすると骨は簡単に折れます。
骨がきれいに折れると「パキン」というかなり大きな音がするので、自分でもわかると思います。 折れたと思ったら、とりあえずコース脇に移動し、自分の状況を冷静に判断しましょう。
ロッジの目の前にいるのであれば、自力で救護室まで行けるかもしれませんが、 スノーボードで滑り降りる必要があるのであれば、迷わずパトロールを呼びましょう。 滑っている途中で再度転倒すると、さらに状況が悪くなります。
パトロールは、周囲にいる人に頼んで呼んできてもらいましょう。 待っている間、無理なことはせずに、楽な体勢でじっとしていましょう。 痛いのであれば、板を外したりする必要はありません。
パトロールの人が来たら、指示に従ってください。 地元の病院などへ運ばれることもありますが、ただの骨折であれば、 レントゲンを撮って、ギプスをして、痛み止めの薬をもらって終わりです。 複雑骨折や他の部分に異常がある場合などは、手術が必要になることもありますが、 自分ではどうにもならないので、すべて任せてしまいましょう。

もし、治療が落ち着いて余裕があれば、お礼に行ってください。電話でもかまいません。 パトロールの人や助けてくれた人などに大丈夫だったことを伝えておくと、 相手も安心できます。

声をかける
もし、ゲレンデで倒れている人がいたら声をかけましょう。 顔見知りでなくても、遠慮しないでください。
本当に動けないのであれば、急いでパトロールを呼んでくる必要があります。 ロッジまで遠いのであれば、リフト乗り場にいるスタッフなどに説明すれば 対応してもらえます。

病気
途中で具合が悪くなった場合も、怪我をした場合と同様ですが、 自分で動くことができる場合は、下りのリフトに乗せてもらい、 山を下りてください。スノーボードで滑って降りるよりは、負担は少ないと思います。
病気の場合は、怪我の場合よりも冷静に自分を判断できるはずです。 落ち着くまで時間がかかるのであれば、休ませてもらいましょう。 常用している薬があるのであれば、ポケットに入れておきましょう。
また、リフトやゴンドラに酔ってしまった場合は、降りてから すぐに滑り出さずに、雪の上で横になりましょう。

ちょっとした怪我
スキー場は非常に乾燥しているので、指先のササクレなどがはがれてきて、 知らないうちに出血していることがあります。 また、素手で板をさわっていると、スノーボードのエッジで指を切ったりすることもあります。
スノーボードで滑ることには影響無いと思いますが、救護室などへ行けば診てもらえます。

降りれなくなった?
怪我や病気ではありませんが、上級者コースなどに迷い込んでしまい、 滑り降りることができないという場合は、近くにリフト乗り場などがあるのであれば 下りのリフトに乗せてもらいましょう。 無理をして滑り降りるのは怪我をする原因になります。
滑るコースは、自分のレベルに合わせて選んでください。







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